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03月24日-06号

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  1. 松江市議会 2022-03-24
    03月24日-06号


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    最終取得日: 2023-05-22
    令和 4年第2回 2月定例会    令和4年第2回松江市議会定例会議 事 日 程(第6号) 令和4年3月24日(木曜日)午前10時開議 第1 議第2号議案~議第54号議案・議第56号議案・議第57号議案、承認第1号・承認第2号    (委員長報告・質疑、討論、採決) 第2 議第55号議案    (委員長報告・質疑、討論、採決) 第3 陳情第34号・陳情第35号・陳情第37号    (委員長報告・質疑、討論、採決) 第4 同意第1号 松江市固定資産評価員の選任について    (提案説明、採決) 第5 同意第2号 松江市教育委員会の委員任命について    (提案説明、採決) 第6 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について    (採決) 第7 議員提出議案第2号 新型コロナウイルス感染症に対し、適切かつ迅速な支援を求める意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第8 議員提出議案第3号 日米地位協定の改定を求める意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第9 委員会提出議案第1号 松江市議会委員会条例の一部改正について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第10 島根原子力発電対策特別委員会中間報告について    (委員長報告・質疑) 第11 まちづくり対策特別委員会中間報告について    (委員長報告・質疑) 第12 新庁舎建設特別委員会中間報告について    (委員長報告・質疑)────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 議第2号議案~議第54号議案・議第56号議案・議第57号議案、承認第1号・承認第2号 (委員長報告・質疑、討論、採決) 議第55号議案 (委員長報告・質疑、討論、採決) 陳情第34号・陳情第35号・陳情第37号 (委員長報告・質疑、討論、採決) 同意第1号 松江市固定資産評価員の選任について (提案説明、採決) 同意第2号 松江市教育委員会の委員任命について (提案説明、採決) 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について (採決) 議員提出議案第2号 新型コロナウイルス感染症に対し、適切かつ迅速な支援を求める意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) 議員提出議案第3号 日米地位協定の改定を求める意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) 委員会提出議案第1号 松江市議会委員会条例の一部改正について (提案説明、質疑、討論、採決) 島根原子力発電対策特別委員会中間報告について (委員長報告・質疑) まちづくり対策特別委員会中間報告について (委員長報告・質疑) 新庁舎建設特別委員会中間報告について (委員長報告・質疑) (日程追加) 所管事務の閉会中の継続調査について────────────────────────────────────────出 席 議 員(34名)    1 番   小  澤  一  竜    2 番   中  村  ひ か り    3 番   たちばな  ふ  み    4 番   三  島     明    5 番   山  根     宏    6 番   海  徳  邦  彦    7 番   村  松  り  え    8 番   原  田     守    9 番   舟  木  健  治    10 番   野 々 内     誠    11 番   錦  織  伸  行    12 番   河  内  大  輔    13 番   細  木  明  美    14 番   太  田     哲    15 番   田  中     肇    16 番   米  田  と き こ    17 番   岩  本  雅  之    18 番   長 谷 川  修  二    19 番   柳  原     治    20 番   野  津  直  嗣    21 番   森  本  秀  歳    22 番   川  島  光  雅    23 番   石  倉  徳  章    24 番   石  倉  茂  美    25 番   田  中  明  子    26 番   吉  金     隆    27 番   森  脇  幸  好    28 番   南  波     巖    29 番   津  森  良  治    30 番   森  脇  勇  人    31 番   川  井  弘  光    32 番   三  島  良  信    33 番   三  島     進    34 番   立  脇  通  也───────────────────────欠 席 議 員(なし)───────────────────────欠     員(なし)───────────────────────事務局職員出席者  事務局長    福  島  恵 美 子  次長      永  井  秀  之  議事調査課長  竹  田  優  子  書記      仲  田  雅  彦  書記      門  脇     保  書記      梶  田  崇  光  書記      月  森  致  子  書記      松  浦  真  人  書記      山  根  広  大───────────────────────説明のため出席した者  市長      上  定  昭  仁  副市長     能  海  広  明  副市長     講  武  直  樹  副市長     平  林     剛  政策部長    山  根  幸  二  総務部長    小  村     隆  総務課長    永  田  幸  子  防災安全部長  永  田  明  夫  財政部長    水     研  二  産業経済部長  森  原     透  観光振興部長  高  木     博  市民部長    吉  田  紀  子  福祉部長    湯  町  信  夫  健康部長    足  立     保  子育て部長   林     忠  典  環境保全部長  花  形  泰  道  歴史まちづくり部長          松  尾  純  一  都市整備部長  爲  國  岳  彦  会計管理者   杉  谷     薫  消防長     堀  江     剛  教育長     藤  原  亮  彦  副教育長    寺  本  恵  子  副教育長    成  相  和  広  上下水道局長  小  塚     豊  ガス局長    山  内  政  司  交通局長    須  山  敏  之  市立病院院長  入  江     隆─────────────────────── 〔午前10時09分開議〕 ○議長(立脇通也) 改めまして、おはようございます。これより本日の会議を開きます。─────────────────────── △日程第1 議第2号議案~議第54号議案・議第56号議案・議第57号議案、承認第1号・承認第2号      (委員長報告・質疑、討論、採決) △日程第2 議第55号議案      (委員長報告・質疑、討論、採決) △日程第3 陳情第34号・陳情第35号・陳情第37号      (委員長報告・質疑、討論、採決) ○議長(立脇通也) 日程第1、議第2号「松江市ふるさとづくり寄附条例の一部改正について」から議第54号「令和4年度松江市病院事業会計予算」、議第56号「松江市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について」、議第57号「令和3年度松江市一般会計補正予算(第12号)」、以上議案55件、承認第1号「専決処分の報告について」、承認第2号「専決処分の報告について」及び日程第2、議第55号「松江市国民健康保険条例の一部改正について」並びに日程第3、陳情第34号「「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書」、陳情第35号「5歳から11歳の子どもへの新型コロナウイルスワクチン接種について」、陳情第37号「新型コロナウイルス感染症の政令指定二類相当扱いからの変更を検討するための各種調査を国に求める意見書の採択について」を一括して議題といたします。 各委員会における審査について、それぞれ委員長の報告を求めます。 河内大輔総務委員長。 〔12番河内大輔議員登壇〕 ◆12番(河内大輔) おはようございます。 今期定例会において、総務委員会に付託となりました議案17件につきまして、3月4日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第2号「松江市ふるさとづくり寄附条例の一部改正について」は、企業版ふるさと納税による寄附金を、ふるさと松江だんだん基金に積み立てるため、寄附金の種類や対象事業などの必要な規定を設けるものである。 質疑で主なものとして、企業版ふるさと納税寄附金を財源として行う事業は、まち・ひと・しごと創生推進事業とされているが、事業の具体的な内容について伺うとの質疑に対し、執行部より、従来はICT教育の事業など、個別の事業について内閣府の認定を受けていたが、令和2年度の税制改正に伴い、大くくりな計画の中での受入れが可能となった。現在は、松江市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・第2次総合戦略を対象とする地域再生計画について内閣府から認定を受けており、第2次総合戦略事業に対して、企業版ふるさと納税の寄附金を活用することができるなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、賛成であるが、寄附を行う企業が増えるように努めていただきたいとの意見があり、採決の結果、議第2号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第3号「松江市職員定数条例の一部改正について」は、職員定数に関する他自治体との比較についての質疑に対し、執行部より、自治体によって事情が異なる部分はあるが、総務省が公表する中核市の職員数を参考にしている。 職員数は、平成26年4月に400人削減が終了した後、福祉民生部門の増加や、国からの権限移譲等、さらには中核市への移行によって右肩上がりになっている。全国的にも同様の傾向である。 次に、消防体制強化のための指揮隊新設の必要性についての質疑に対し、執行部より、昨年の島根町加賀の火災において、地元以外の地域から多くの消防団が応援に参集した点を踏まえ、迅速で的確な情報伝達及び安全管理を行い、災害の早期終息を図るために指揮隊の設置が必要であると判断し、提案させていただくものであるなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第3号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第4号「松江市職員の育児休業等に関する条例及び松江市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について」は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、議第4号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第5号「松江市職員の給与に関する条例及び松江市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について」は、質疑に対し、執行部より、獣医師は地方に行くほど不足し、初任給調整手当を上乗せしないと確保できない状況にある。 獣医師は、現在保健所に3名配置されているが、中核市移行当時に島根県が配置していた4名に加え、本庁1名の計5名程度を確保することができれば、中核市としてしっかりとした運営ができると考えているなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第5号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第6号「松江市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について」は、質疑に対し、執行部より、令和2年度の滞納処分の実績は、市税286件、国民健康保険料222件、介護保険料524件、後期高齢者医療保険料17件となっているなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第6号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第8号「松江市事務分掌条例の一部改正について」は、市政で重要な役割を担ってきた歴史まちづくり部を廃止することに対する見解を伺うとの質疑に対し、執行部より、歴史まちづくり部は、平成26年度に文化財等の価値を都市計画に生かすため設置し、これまで取組を推進してきた。 一方で、近年、政策部において松江市の文化のあり方を検討しており、松江市の文化及び文化財の魅力や価値をより高めていくことが本市の発展に重要であることから、一体的に取組を行う体制とするものであり、歴史まちづくりの考え方は引き続き非常に大切であると認識しているなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第8号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第9号「松江市国民健康保険条例の一部改正について」及び議第55号「松江市国民健康保険条例の一部改正について」の議案2件は、一括議題といたしました。 質疑に対し、執行部より、国保の都道府県化の検討状況については、島根県が作成する国保の運営方針が令和6年度に改定されるので、そこに向けて方向性が出るよう、現在県が主催する広域化等連携会議において議論を行っている。 未就学児の均等割については、対象年齢の拡大や軽減割合の引上げなど、国の責任において財源も含めて措置することを中核市市長会等を通じ要望しているところであるなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、賛成ではあるが、財源措置については、引き続き国に働きかけていただきたいとの意見があり、採決の結果、議第9号及び議第55号は、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第21号「財産の無償譲渡について」は、東出雲町地域情報通信施設を、全市域において行政情報サービスを提供している山陰ケーブルビジョン株式会社に無償譲渡するものです。 質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、議第21号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第23号「包括外部監査契約の締結について」は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、議第23号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第24号「松江市法田辺地総合整備計画を定めることについて」は、質疑に対し、執行部より、市道福浦法田線改良事業は、平成22年度から11年間にわたり事業に取り組んでいる。本事業は、平成29年度までは国の交付金を活用して整備を行ってきたが、国の配分措置の状況などにより時間を要したものである。平成30年度以降は、有利な辺地対策事業債のみを活用して整備を行ってきており、しっかりとしたスケジュールを持って進めていきたいと考えているなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、賛成ではあるが、計画どおりしっかりと取り組んでいただきたいとの意見があり、採決の結果、議第24号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第31号「令和3年度松江市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)」については、国保特会財政調整基金は、本来積み立てた分を当該年度の加入者に還元するよう単年度で決算すべきものである。国保会計の安定化のために、一定の基金は必要であるものの、必要以上にためるものではないと考えるが、見解を伺う。また、都道府県化の中で基金の取扱いが懸念されるが、見解を伺うとの質疑に対し、当該基金については、医療費の突発的な増嵩への対応や急激な保険料の増額を招かないよう、安定的な国保運営のために設置をしているが、現在、一部を人間ドック助成事業にも活用しており、将来的な医療費の低減にもつなげたいと考えている。都道府県化に伴う基金の取扱いについては、今後の島根県及び各市町村との統一化の協議の中で、松江市で活用していく方向で協議を進めていきたいと考えている。 討論で意見はなく、採決の結果、議第31号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第35号「令和3年度松江市鹿島町恵曇・講武・御津・佐太財産区特別会計補正予算(第1号)」については、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、議第35号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第7号「松江市職員の共済会に関する条例の一部改正について」、議第10号「松江市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について」、議第32号「令和3年度松江市宍道国民健康保険診療施設事業特別会計補正予算(第2号)」、議第33号「令和3年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第3号)」、以上の議案4件については、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で総務委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより総務委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって総務委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 細木明美教育民生委員長。 〔13番細木明美議員登壇〕 ◆13番(細木明美) 今期定例会において、教育民生委員会に付託されました議案9件、陳情2件につきまして、3月8日、9日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第12号「松江市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」の質疑において、主なものとして、条例中の「懲戒」という言葉が示すものについての質疑に対し、執行部より、監護や養育に必要な指示や指導ということで整理されており、体罰、言葉による脅し、そういったものは含まれていない。また、この懲戒という文言については、民法の改正が議論されており、今後は使われなくなる見込みであるとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第12号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第13号「松江市指定障害者支援施設の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の一部改正について」は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、議第13号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第14号「松江市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」は、質疑に対して執行部より、現在松江市は31の公設児童クラブ運営委員会があり、そのうち複数の支援単位が存在する運営委員会が19ある。その19運営委員会全てにおいて、土曜日もしくは延長時間で合同支援をしている実態があるが、非常に利用者数が少なく、2名の職員配置でも特に問題なく安全に受入れができると考えているとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第14号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第22号「財産の処分について」は、旧養護老人ホーム浩生寮の土地及び建物を売却するもので、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、議第22号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第40号「令和3年度松江市病院事業会計補正予算(第4号)」の質疑において主なものとして、看護職員等の処遇改善手当についての質疑に対し、執行部より、国が新型コロナウイルス感染症医療を担う医療機関に勤める看護職員を対象に、令和4年2月から9月まで、収入の1%に当たる月額4,000円を引き上げるための補助制度を創設した。当院もこの制度にのっとり、看護職員の安定した確保のために近隣病院と同様、月額4,000円を支給するものである。 また、病床確保補助金の要綱が一部改正されたため、全職員の処遇改善として、一時金1万円を支給するものであるとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第40号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 陳情第35号「5歳から11歳の子どもへの新型コロナウイルスワクチン接種について」は、質疑に対し、執行部より、お子様と保護者の皆様に、ワクチン接種をするかしないかを適切に判断していただくことは大変重要であり、市としては、そのために必要な情報を提供することとしている。 今回のワクチン接種については、努力義務は適用されておらず、強制ではないということを、まずお伝えすることが大事であると考え、接種券の案内文にも明記させていただいた。あわせて、厚生労働省が作成した様々な副反応であるとか、ワクチンの効果や安全性などが記載されたリーフレット、ワクチンの説明書も同封し、情報提供させていただいている。 また、接種券を送付する前の2月下旬には、教育委員会と健康部の連名で、保護者の皆様に対しワクチン接種の準備状況についても御案内したところである。 お子様や保護者の皆様が迷われるのは十分承知している。ワクチンの数は、ほぼ全ての対象者分は確保できており、少なくとも9月30日まではワクチン接種を行うことが国でも決定しているので、焦ることなく、しっかり御検討いただきたいと考えている。松江市としても、今後も丁寧な情報提供に努めていくとの答弁がありました。 また、他の自治体では、希望者にのみ接種券を送付しているところもあるようだが、対象者全員に送付した松江市の考えについての質疑に対し、執行部より、松江市としては、無料で接種していただく機会があるということを、まずは皆様にお知らせをして、接種を受けたい方が速やかに接種していただける体制づくりも大事にしなければいけないと判断をし、全ての対象者の方に送付したところであるとの答弁がありました。 討論では、反対する意見として、今回のワクチン接種が強制ではない旨や、様々な事例等について市及び国においてしっかりアナウンスされており、ワクチンを受けないことによる差別についても、既に取り組んでいただいている。 また、重症化リスクよりも接種リスクのほうが大きいと結論づけるのは難しく、既に接種が行われている先進国において、確実にその効果が上がっているという結果が出ており、子どもたちが早く日常の生活に戻るということも大事なことと考えるなどの意見がありました。 採決の結果、陳情第35号は賛成する者はなく、不採択とすべきものと決しました。 陳情第37号「新型コロナウイルス感染症の政令指定二類相当扱いからの変更を検討するための各種調査を国に求める意見書の採択について」の質疑について主なものとして、現在、2類感染症相当に分類されていることによる保健所等の負担についての質疑に対して、執行部より、全ての発生案件について、積極的疫学調査や入院、宿泊療養、自宅療養など療養場所の選定や決定、濃厚接触者への自宅待機の要請や健康観察などを保健所で担っており、非常に膨大な業務を抱えているという状況であるとの答弁がありました。 また、2類感染症から引下げられた場合の影響についての質疑に対し、執行部より、現在入院や検査等の費用は公費で賄っているが、仮に5類感染症に引下げられた場合は、法的に公費の対象ではなくなるので、通常の医療の中でやっていくことになると推察するとの答弁がありました。 討論では、反対する意見として、2月2日の全国データで、第5波と同水準の死者が出ていると報じられており、重症化は心配しなくてもよいという判断は到底できない。今必要なのは、オミクロン株という新しい変異株の特徴を踏まえ、ワクチン、検査、医療、暮らしを含めた対策が必要である。 また、分類の変更については、コロナ感染症が収束してから専門家などで総括され、どうするかが求められるものであり、現在進行中の今、2類から変更することは賛成しかねるなどの意見がありました。 採決の結果、陳情第37号は賛成する者はなく、不採択とすべきものと決しました。 議第11号「松江市指定管理者の管理する老人福祉センターの設置及び管理に関する条例の廃止について」、議第34号「令和3年度松江市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)」、議第56号「松江市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 また、承認第1号「専決処分の報告について(令和3年度松江市病院事業会計補正予算(第3号))」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、全会一致で承認すべきものと決しました。 以上で教育民生委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより教育民生委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって教育民生委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 川井弘光経済委員長。 〔31番川井弘光議員登壇〕 ◆31番(川井弘光) 今期定例会において、経済委員会に付託となりました議案5件、陳情1件につきまして、3月10日、11日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第20号「財産の無償貸付けについて」及び議第25号「公有水面埋立に関する意見について」、以上議案2件は、質疑の後、意見はなく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第29号「指定管理者の指定について」は、松江市健康の里大森の湯及び宍道総合交流ターミナルの指定管理者として株式会社きまち湯治村を指定するもので、質疑において、主なものとして、地元の委員会で出た意見を基にした今後の施設についての質疑に対し、昨年8月に地元の委員会が立ち上げられてから、これまで4回開催され、中間で市長との意見交換を行っている。松江市としても、委員会に出席し、復旧には1億数千万円かかることや、現状の課題について委員会の皆様と一緒に整理をしてきている。施設を今後運営していくには、費用対効果も一つの要素であり、地元としても見極めた上で、今後の方向性を判断していく必要があるなどの議論が重ねられ、この程、委員会として提言がまとめられた。市としては、今後提出される提言を受け、夏頃には方向性を決定していきたいとの答弁があり、指定管理料についての質疑に対し、大森の湯の貸し館業務やいろり茶屋もあり、必要な人員で運営を継続しており、それに見合った指定管理料を支払う予定にしているとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第29号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第38号「令和3年度松江市ガス事業会計補正予算(第2号)」については、質疑の後、討論で一委員より、コロナ禍で頑張っている職員の待遇を引き下げるのは反対である。コロナ禍で民間が下がったから公務も下げるという理屈であると、負のスパイラルになるので、下げるべきではないとの意見がありました。 採決の結果、議第38号は賛成多数で原案可決すべきものと決しました。 議第39号「令和3年度松江市交通事業会計補正予算(第3号)」については、質疑の後、討論で一委員より、コロナ禍に伴って下がった民間給与に準拠して、公務も下げれば、負のスパイラルになる。コロナ禍で苦闘して頑張っている職員の待遇を下げるのはよくないとの意見がありました。 採決の結果、議第39号は賛成多数で原案可決すべきものと決しました。 陳情第34号「「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書」については、質疑に対し、執行部より、商工会議所の話として、実際には最低賃金が引き上げられたことよりも、賃金を上げて求人をしても、なかなか人材が集まらないことが今一番の課題であると聞いている。また、価格転嫁もガソリン等の高騰で、運輸などは非常に厳しいと聞いており、国も料金転嫁というような話をしているが、なかなかそれを全て転嫁する状況にはなっていないとの声も伺っているなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、新型コロナウイルス感染拡大による経済情勢や雇用の悪化、また昨今の社会情勢等を鑑みて、中小企業における労働環境の安定は、より慎重に図られたいと考える。最低賃金1,500円以上という大幅な引上げは、事業者の雇用と経営状況の悪化になりかねないと危惧する。また、地域別の最低賃金は、各都道府県労働局において、専門的知見を持っての審議の上、対応されるべきという考えからも、この陳情は不採択との意見があり、また一委員より、困難な状況にある中小企業の経営者の方々に支援が必要。実際に額に汗して働いている人のところに、お金が流れていない構造の中にこそ、現状の困難があり、そこを打開する一つの大きな柱が最低賃金である。最低賃金を上げるためには財源が必要で、国に対して株でもうけている人から額に汗して働いている人の賃金のほうに財源を回すことを目指せと要求している。現状が無理だからこそ、それを目指すべきだという趣旨で採択との意見があり、また一委員より、目指すことなので目標としてはいいと思うが、全国一律という部分になぜこだわるのか。優秀な人材を集めるために、実際に1,500円以上払っている普通の企業もある。確かに補助も必要だが、もっと自主的なことをやるためには、こういう表現は逆におかしいのではないか、そういう意味で反対、不採択との意見があり、また一委員より、松江市内の中小零細企業は8割を超えているという現状の中では、最低賃金を一気に1,500円に上げるのは、なかなか難しい。昨年の10月に824円に思い切って引き上げられたが、経済界と議論の末にやっとこの金額になったと伺っている。経済状況等を見極めながら、徐々に島根県内での最低賃金を上げていく必要がある。最低賃金を全国一律となると、生活費用も大都市と島根県とはかなりの格差があり、一律にするというのは、その地域ごとの生活の暮らしぶりが違っているので、大変厳しい、不採択との意見があり、また一委員より、1,500円を目指すということであるが、1,500円というその金額がどうしても頭に残る。松江市あるいは島根県の中小零細企業には、それは厳しい。中にはやめてしまうところ、あるいは倒産をするところも出てくるのではないか。東京中心の都会と地方では、格差があるということは、一応誰もが認めて生活している。最低賃金は、島根県は島根県で決められている。それを無視してやっていくのは疑問がある。不採択との意見がありました。 採決の結果、陳情第34号は賛成少数により不採択とすべきものと決しました。 以上で経済委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより経済委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって経済委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 岩本雅之建設環境委員長。 〔17番岩本雅之議員登壇〕 ◆17番(岩本雅之) 今期定例会において、建設環境委員会に付託となりました議案9件について、3月11日に現地視察、14日、15日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第15号「松江市コミュニティバスの運行に関する条例の一部改正について」は、質疑において主なものとして、一般乗合旅客自動車運送事業者の運行に移行することによるメリット、デメリットについての質疑に対し、執行部より、自社車両による運行で運行管理者をきちんと構えた本来の営業用の運行であるので、市民の方の安心・安全の面でインセンティブが働くと考えているとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第15号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第16号「松江市都市公園条例等の一部改正について」は、質疑において主なものとして、利用料金制へ移行することによるメリット、デメリットについての質疑に対し、執行部より、メリットは指定管理者の経営努力により自らの収入が増えることから、同時に施設の活性化にもつながること、利用料の支払いが納付書払いから窓口での現金払いが可能になることで利用者側の利便性が向上することである。デメリットは、利用料収入が見込みよりも少なかった場合、指定管理者の経営が悪化することが一般的に言われるが、松江城は指定管理料に比べて、登閣料のほうが非常に多いことから、心配はないと考えているとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第16号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第17号「松江市手数料徴収条例の一部改正について」は、質疑において主なものとして、マンションの管理計画認定制度ができた背景についての質疑に対し、執行部より、全国的にマンションの空き室が増加し、それを放置すると巨大なマンション空き家ができて、代執行する自治体も出ていることから、国がマンションの管理の適正化の推進に関する法律を改正し、認定制度を設け、長期修繕計画の策定を定めて、マンション管理の適正化に努めるとしたものであるとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第17号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第18号「松江市中高層建築物の建築に係る手続に関する条例の一部改正について」は、質疑において主なものとして、建築計画の概要を表示した標識を期限までに設置しなかった場合、罰則があるのかとの質疑に対し、執行部より、条例に罰則は設けておらず、粛々と指導していく。今まで指導には全て従っていただいているので、標識をせず建築をすることは想定されないと考えるとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第18号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第19号「松江市公営企業の設置等に関する条例及び松江市生活排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について」は、質疑において主なものとして、農業集落排水事業から接続する公共下水道事業の計画汚水量が、改正前よりも減る理由についての質疑に対し、執行部より、近年の汚水量の実績は、原単位が減少傾向で推移していることから、将来に向かっても計画汚水量が減少すると推計したとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第19号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第36号「令和3年度松江市水道事業会計補正予算(第2号)」は、質疑の後、討論で一委員より、議案に反対する意見があり、採決の結果、議第36号は賛成多数で原案可決すべきものと決しました。 議第37号「令和3年度松江市下水道事業会計補正予算(第2号)」は、質疑の後、討論で一委員より、職員給与の減額はコロナ禍での経済復興という点から見て、一般企業の引下げにもつながるという考えから経済回復の妨げになるため、反対するという意見がありました。 また、一委員より、適正かつ必要な補正予算だと考え、賛成するという意見がありました。 採決の結果、議第37号は賛成多数で原案可決すべきものと決しました。 議第26号「市道路線の廃止について」、議第27号「市道路線の認定について」の議案2件については、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で建設環境委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより建設環境委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって建設環境委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 三島良信予算委員長。 〔32番三島良信議員登壇〕 ◆32番(三島良信) 今期定例会において、予算委員会に付託されました議案17件につきまして、3月3日及び18日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 初めに、3月3日に行われました当初予算14件に対する総括質疑の概要について申し上げます。 一般会計では、主なものとして、平成17年の合併後最大となる総額1,036億円の予算編成となった主な要因と予算に対する市長の考え方についての質疑に対し、新型コロナウイルス感染症対策として10億5,000万円を計上したことに加え、新庁舎建設、総合文化センター整備などの大規模事業や、昨年7月、8月の大雨災害からの復旧事業を実施するため、投資的経費を令和3年度当初予算に比べて50億3,000万円増額したことなどが主な要因である。 個人市民税については、給与所得の減により令和2年度決算と比較して1.6%の減少と見込んだが、これは当初の想定よりも比較的堅調に推移したものである。また、法人市民税については、飲食・宿泊業や運輸業などコロナ禍により大きく業績が下がった業種もあるが、建設業では、住宅建設が横ばいで推移していること、卸小売業では個人消費が底堅いこと、金融保険業では、銀行の預金残高や貸付残高が増加していることなどにより、多くの業種では例年並みの実績となっている。令和4年度当初予算においても、この傾向が続き、大きな景気変動はないものと見込んで、個人市民税、法人市民税ともに令和3年度決算見込み並みとした。 個人所得や企業業績が堅調であった要因については、コロナ禍にもかかわらず、飲食業など一部を除いて、地域経済活動が大きく低迷することなく継続したことにあると考えているなどの答弁がありました。 次に、特別会計については、主なものとして、国民健康保険事業の基金に関する質疑に対し、基金については、令和2年度から、被保険者の健康増進を図るため、保健事業に限定的に活用しているところだが、これは被保険者の健康増進を図ることで、医療費の抑制をし、保険料の増額につながらないことを目的として実施しているものであり、基金の使途を拡大すべきではないと考えているなどの答弁がありました。 また、企業団地事業の未分譲地の企業誘致対策に関する質疑に対し、現在、クレアヒル松江と揖屋干拓工業団地において、それぞれ1区画、売却に向けて商談を進めている。また、朝日ヒルズ工業団地で1区画、商談がまとまったので、令和4年度当初に売却する予定である。 しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大以降、民間企業において経済動向の変化を踏まえ、投資判断が慎重に進められていることなどもあり、継続して商談を重ねているが、売却に向けた動きが鈍化している状況にある。 加えて、直接的な企業訪問や現地での説明が難しい状況にある中、オンラインツールを活用した交渉など、でき得る限りの対応を図りながら、丁寧な説明に努め、引き続き島根県など関係機関と連携しながら未分譲区画の早期売却に取り組んでいきたいなどの答弁がありました。 次に、公営企業会計について、主なものとして、ガス事業会計において、今後、製造設備や導管の耐震化など大規模修繕事業に対応しなければならないが、財政状況の見通しはどうかとの質疑に対し、橋南地区熱量変更事業実施からの収益的収支の状況を見ると、平成12年度に約100万円の純利益を出して以降、平成13年度から平成21年度までの9年間は、年平均約2億4,600万円の純損失を計上する状態が続いていた。 平成22年に料金改定をした後、平成22年度から令和2年度までは、平成26年度を除き、平均で1億5,800万円の純利益を確保しているところである。 今後の財政状況の見通しについては、過去10年間の都市ガスなどの販売状況、職員の退職や導管を含む施設の改修計画等を勘案し、令和12年度までの中期財政見通しを作成したところである。 販売量、需要家戸数ともに下降傾向で、会計としても縮小傾向となっており、純利益も減少が予想されるところではあるが、令和12年度までの10年間は約5,000万円から2億円程度の利益を確保できるものと見込んでいるところであるとの答弁がありました。 このほか、水道事業について、令和4年度予算において老朽管対策の進捗状況と今後の計画について、交通事業について、令和4年度予算において費用縮減、収益確保の取組について、病院事業について、コロナ禍による患者数の減少が新年度予算にどのように影響しているか、新型コロナウイルス感染症に対応した医療体制の継続に向け、特に取り組む事業は何かなどについて質疑がありました。 次に、3月18日の委員会では、各分科会での詳細審査に関する報告を受けた後、討論、採決を行うとともに、追加提出された議案の審査を行いましたので、結果について申し上げます。 議第41号「令和4年度松江市一般会計予算」は、討論では反対する意見として、原発交付金の使途が経常経費に充てられていること、保育所、児童クラブの待機児童解消が追いついていないこと、マイナンバーカード普及拡大の予算であることなどの意見があり、一方、賛成する意見として、歳入予算では、市税収入の増加や公債費の減少による実質的な地方交付税の減額を見越し、不足する財源については、財政調整基金の取崩しや減収補填債の発行により、歳入確保に努められた。 歳出予算では、新型コロナ感染症対策として、医療体制整備に係る経費や公民館、学校トイレの感染症対策、小中学校における感染症対策などのための職員配置や、感染症拡大の影響を受けた事業者で、国の制度の適用対象にならない事業者の事業継続・回復の支援のために経費が盛り込まれており、速やかな予算執行をお願いしたい。 新年度の予算では、新型コロナウイルス感染症対策など増え続ける固定費の中、工夫された予算編成となっている。 また、新庁舎建設事業や松江の文化力の一翼を担う総合文化センターの整備など大規模建設事業も本格化することにより、予算総額は54億200万円の増となり合併後最大規模の予算総額となった。また、ここ数年投資的経費も100億円前後で推移していたものが大きく増加しており、地域経済波及効果も期待できる。 市長がまちづくりに掲げる「松江のジダイをつくる」を基本理念として、本市の目指す将来像「夢を実現できるまち 誇れるまち 松江」の創造に向けた5つの基本目標を重視した発展的な予算となっているなどの意見があり、採決の結果、賛成多数で原案可決すべきものと決しました。 議第42号「令和4年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」、議第44号「令和4年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計予算」、議第45号「令和4年度松江市介護保険事業特別会計予算」、議第50号「令和4年度松江市水道事業会計予算」、議第54号「令和4年度松江市病院事業会計予算」、以上議案5件については、討論でそれぞれ反対意見、賛成意見があり、採決の結果、それぞれ賛成多数で原案可決すべきものと決しました。 また、議第30号「令和3年度松江市一般会計補正予算(第11号)」、議第43号「令和4年度松江市宍道国民健康保険診療施設事業特別会計予算」、議第46号「令和4年度松江市企業団地事業特別会計予算」から(自後訂正)議第49号「令和4年度松江市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算」、議第51号「令和4年度松江市下水道事業会計予算」から議第53号「令和4年度松江市交通事業会計予算」、議第57号「令和3年度松江市一般会計補正予算(第12号)」、以上議案10件につきましては、討論で意見はなく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 失礼しました。先ほど議第46号「令和4年度松江市企業団地事業特別会計予算」からという、この「から」が抜けておったようでございますが、追加させていただきます。 また、承認第2号「専決処分の報告について(令和3年度松江市一般会計補正予算(第10号))」は、討論で意見はなく、採決の結果、全会一致で承認すべきものと決しました。 なお、各分科会における審査の内容につきましては、お手元にお配りしております分科会長報告のとおりであります。 以上で予算委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより予算委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 24番石倉茂美議員。
    ◆24番(石倉茂美) 副委員長の立場で、ちょっと委員長が飛ばされたものでして、これちょっともう一回言われないと問題が起きやせんかいなと思って、私、心配しておりますが、最初の1ページ目の「平成17年」の後の、それから「個人市民税や法人税」というところの間の文言が相当削除されておらせんかいなと思いますが、いかがでございますか、委員長。 ○議長(立脇通也) 石倉議員、これは委員長報告ですので、委員長はあえて削られたんじゃないですか。 ◆24番(石倉茂美) そう言われれば、それでいいと思います。 ○議長(立脇通也) 三島良信予算委員長。 ◆32番(三島良信) 飛んだかどうか分かりませんが、私のほうでこれは予算委員会で全員出席しておりますので、そのときの状況をお話ししたわけですので、少し割愛したところがあるかもしれませんけれど、御理解いただきたいと思います。 ○議長(立脇通也) よろしいですか。 ◆24番(石倉茂美) はい。 ○議長(立脇通也) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって予算委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 森脇幸好松江市総合計画特別委員長。 〔27番森脇幸好議員登壇〕 ◆27番(森脇幸好) 松江市総合計画特別委員会の報告をいたします。 本特別委員会は、去る令和3年5月臨時会において設置されて以降、計4回の特別委員会を開催いたしました。 昨年7月9日、12月20日及び本年1月28日に開催した特別委員会において、次期松江市総合計画策定の進捗状況、次期松江市総合計画案について執行部からの説明を受け、調査を行いましたので、まずその御報告をいたします。 7月9日に開催しました特別委員会では、松江市総合計画策定の進捗状況として、松江市総合計画審議会での主な意見や、次期総合計画は総合戦略を包含するものとし、計画期間をこれまでの5年間から8年間とすること、計画にはSDGsの考え方を盛り込むことなど、計画策定の考え方についての説明と、令和2年度に実施された松江市まちづくりのための市民アンケート調査についての説明があり、現在の総合計画の検証状況、次期総合計画の計画期間や目標値の設定、市民アンケート調査における満足度の比較方法、市民の意見の集約方法についての質疑などを行いました。 また、次期総合計画策定に当たり、全議員アンケートを実施することといたしました。 12月20日に開催しました特別委員会では、松江市総合計画審議会での審議や、40代以下の若者が参加したミライソウゾウ会議、公民館のブロック単位で開催したタウンミーティング、わくわくする未来をQRコードで募集するゆめアンケート、全議員アンケートを経て作成された次期総合計画の素案について説明がありました。 また、人口ビジョン検証方法の案として、これまでの住民基本台帳による1年ごとの検証をやめ、5年置きの国勢調査を基とした検証方法に改めることについて説明がありました。 委員からは、人口ビジョンの目標値を見直すのに当たり、松江市での適正な出生数や人口実態の検証、高収益作物への支援の在り方、学生がスキルアップするための教育分野での取組、夢を沸き立たせるような目標人口の設定など、総合計画における基本的な考え方に対する質疑のほか、移住や定住、出生率の向上につなげるためのシティプロモーションの取組、移民政策の観点からの人口対策についての考え方、作成後の総合計画の運用方法などについての質疑がありました。 1月28日に開催しました特別委員会では、松江市総合計画審議会並びに本特別委員会の意見を盛り込んだ次期総合計画案についての説明があり、常時にぎわいのある湖畔環境の整備、人口をキープするための高い数値目標、地域資源を活用した学習プログラムの構築内容、利便性のある公共交通網の整備、拠点連携によるまちづくりの取組などの各施策の具体的な展開方針などへの質疑や意見がありました。 次に、今期定例会において、本特別委員会に付託になりました議第28号議案につきまして、3月3日に特別委員会を開催し、審査を行いましたので御報告申し上げます。 議第28号「松江市総合計画を定めることについて」は、質疑に対し、執行部より、松江にしかない強みについては、今回初めてイラストで表した。いろいろな御意見がある中で、それぞれの旧町村を含めてバランスを整理し、最終的にこのような形となった。 総合計画の策定に当たっては、様々な御意見を頂戴しながらつくり上げたが、20万市民の皆様の全てのことを網羅することはできない。これからも御意見をいただきながら実施計画あるいは個別のそれぞれの計画に逐次反映させていきたい。 総合計画別冊の実施計画には、向こう8年間の年度別の目標を入れている。実施計画は予算に合わせて、市民、議員からいただいた御意見を反映しながら、毎年ローリングをしていく考えである。 総合計画の18本の基本施策ごとにカードを作成し、施策ごとの出前講座などで参加者にチャレンジ目標を書いていただくような形で使っていただく仕掛けを考えている。作成した計画は、紙でも一定数必要だと考えるが、デジタル化や資源のことを考慮し、ホームページ等で掲載し、必要なところが見られるようにしていきたい。プロモーションのための動画の作成についても考えている。 今までの概念の計画書ではなく、表紙は未来の図が少しだけ見えるように、あえて中心からずらしたり、他の同様な計画に紛れないように、従来のものとは異なるサイズで製本するなど、気軽に手に取りやすいような仕掛けをしているなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、賛成する意見として、実施計画にある県の学力調査の平均点以上の割合については、非科学的な指標だと思っているが、総合計画の進捗を判断しながらローリングしていく材料の一つという位置づけであり、総合計画では子どもを大事にするという姿勢の表記になっているので賛成する。 また、一委員より、賛成する意見として、今までは見にくい文書の形であったものが見やすいものをつくっていただき、評価している。今後8年間の計画なので、実施計画をしっかりしていただき、事業がいつまでに、どんな形で行われるのかを公表しながら、しっかりと対応をしていただくようにお願いし、賛成するとの意見がありました。 採決の結果、議第28号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で松江市総合計画特別委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより松江市総合計画特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって松江市総合計画特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 3番たちばなふみ議員。 〔3番たちばなふみ議員登壇〕 ◆3番(たちばなふみ) 共産党市議団たちばなふみです。市議団を代表して議案等15件について委員長報告に反対の立場から討論を行います。 議第14号「松江市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」は、人手不足などの実態に合わせて職員の配置基準を緩和するものです。本来の児童健全育成のためには、施設基準を改善し、指導員の専門性を高め、処遇改善を図るべきです。本条例改正によりさらなる緩和につながるおそれがあります。 議第28号「松江市総合計画を定めることについて」です。 地方自治法の行政の役割は、住民の生命と財産を守ることです。「夢を実現できるまち 誇れるまち 松江」と島根原発の再稼働は相入れるものではありません。なぜなら一たび原発事故が起きれば、皆で築き上げてきた誇れるふるさとも、これから描く夢を実現できるまち松江も、産業や家、なりわい、全てを奪い去られるからです。原発のない松江を目指すことが持続可能な松江市の前提でなければなりません。まず、そのような立場で反対いたします。 なお、暮らしや福祉、教育については、総合計画に基づく令和4年度当初予算案への意見と併せて表明いたします。 議第36号から議第40号までの令和3年度各公営企業会計の補正予算における職員給与の減額は、人事院勧告によって減額された結果によるものですが、コロナ禍で大変な中、頑張っている職員の給与を減額することが一般の引下げにもつながることから、コロナ禍での経済回復の妨げになります。 さて、令和4年度の各会計予算全体について一言申し上げます。 自治体の役割は福祉の増進です。新型コロナ禍が2年続き、本当に市民の暮らしは痛めつけられています。シングルマザー、非正規雇用の方、事業者、農業の方、苦しい中で何とか事業をされています。昨年初めて内閣府が子どもの貧困実態調査を行いました。就学援助制度を利用できる家庭のうち、56%しか制度を利用しておらず、生活保護制度が利用できる方のうち、実際に利用しているのは僅か6%という結果も出ています。松江市でも就学援助制度利用が約13%です。該当の家庭は30%と言われています。制度に届いていない方に届けることは、政治の役割です。 また、保険証の取り上げや短期証の発行で医療からさらに遠ざけられている方、保険料や市税が払えない方が市内でも多くおられます。 コロナ禍で拡充された生活福祉資金の特例貸付けは、令和2年度緊急小口資金貸付け2,403件、総合支援資金貸付けが549件で、令和4年度はその返済が始まります。続くコロナ禍で何とか踏ん張っていた方が返済によってさらに苦しめられることが予測されます。 また、コロナ禍で女性だけに負担があり、不平等な状態だとあぶり出されたのが生理の貧困です。県内では邑南町や出雲市で学校の女子トイレに生理用品が置かれることが決まりました。昨日、厚生労働省が初めての実態調査を公表しております。女性の尊厳の問題であり、松江市は若年女性の流出を課題としています。前向きな取組が必要です。誰一人取り残さない松江には、貧困対策、福祉予算を思い切って拡充することが必要です。困った人に優しい政治の松江市政を求めます。 住民の一番の安心や住み続けられる持続可能な松江市の一番の弊害となるのが島根原発の再稼働です。原子力規制庁が事故の可能性はゼロにならないと言っています。市民の生命、財産を守るのが自治体の役目です。市長はきっぱり原発ゼロを決断すべきです。規制庁は、適合性審査は3つの審査のうち1つ目が終わっただけの段階、中国電力の資質を問う保安審査は始まっていないと言っています。審査が終わっていない段階での判断の撤回を求め、市民の命、暮らしを守る市政へ転換を要望します。 また、旧八束郡は、支所と公民館の複合施設化が進んでいます。災害時の支援でもコロナ禍でも、集中ではなく分散という点でも、支所の役割は増しています。市民部への移管と複合施設の完成で支所機能が低下することなく強化されることを強く要望いたします。 以下、各会計について述べます。 まず、議第41号「令和4年度松江市一般会計予算」についてです。 コロナ対策として学校や公民館のトイレの洋式化が建物全体の大規模改修時以外に改修を進める計画が立てられたこと、ブックスタート事業の再開など、市民要望が予算に盛り込まれたこと、また男性版産休のスタートに合わせて育休取得の啓発事業が行われることも、男女共に働きやすい職場づくり、ジェンダー平等を目指す観点から評価します。 しかし第1に、原発交付金の9割以上がソフト事業として人件費などの経常経費に充てられていることは改善すべきです。 第2に、行政のデジタル化についてです。 マイナンバーカード100%普及を目指していますが、マイナンバーは国が市民の情報管理を目的とするもので、匿名化しても個人情報が流出した場合、個人が特定されるおそれがあります。また、デジタル市役所について、オンライン申請などが通常となり、取り残される方が生まれたり、デジタル機器や通信機器の有無によってデジタル格差が生まれるなどの危惧があります。デジタルを生かして迅速簡便化が図られるとともに、対面・窓口での相談業務を拡充し、住民の選択肢を増やすことが必要です。 GIGAスクール構想は、教育のICT化だけでなく、公教育の市場開放を狙いとしています。民間事業者が提供する教材やプログラムの押しつけが危惧されます。ICTはコロナ対策や不登校支援での活用が期待され、集団の学びを大切に、一人一人の子どもの豊かな学びの可能性を広げる手段として利用することは必要ですが、政府が子どもたちの学習履歴などのデータの利活用推進を打ち出しており、個人情報を安易に民間教育産業へと差し出すものとならないよう注意が必要です。 第3に、子育てに関わって、保育所の待機児童、年度途中で希望の保育園に入れないなどの隠れ待機の対策も必要です。放課後児童クラブも利用料金を抑えた公設こそ、小学6年までの拡充が必要です。中学生までの子どもの医療費無償化も一貫して要求しており、あと9,000万円でできる通院の無償化をぜひ予算に盛り込むべきです。 議第42号「令和4年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」についてです。 国保加入者の1割以上が保険料を滞納する事態となっています。その制裁措置として約100世帯が保険証を取り上げられています。本年4月から国の制度として未就学児の均等割を5割軽減する制度が始まることについては歓迎します。市として基金を使い、さらに均等割の減免の拡大や医療費窓口負担の減免を求める市民の声に応えるべきです。 続いて、議第44号「令和4年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計予算」です。 この制度は、75歳以上になった途端、独立した保険に加入することとなり、高齢者にとって重い負担となっています。本来の老人保健制度に戻すべきです。 議第45号「令和4年度介護保険事業特別会計予算」です。 介護保険事業第8期初年において値上げされた保険料での予算であり、低年金、無年金の人が介護を受けられないという実態の解消を図るべきです。 議第50号「令和4年度松江市水道事業会計予算」です。 地下水対策や滞納者に対する配慮、努力は認めたいと思います。しかし、県営水道事業の積算根拠、需要予測を見誤ったことにより、市民が高い水道料を払うこととなっています。こうした課題解決にしっかり取り組む必要があります。 議第54号「令和4年度松江市病院事業会計予算」です。 新型コロナ感染症の最前線で日夜市民の命を守るために職員の方が奮闘されていることに敬意を表します。感染拡大を受けて、公立病院の重要性は改めて明白になりました。市民にとってかけがえのない命綱の病院です。誰もがひとしく医療が受けられるよう、紹介状のない受診時の加算や時間外などの保険外負担の選定療養費徴収を廃止し、保険証一枚でかかれる公的医療保険制度の充実に努めるべきです。 議第55号「松江市国民健康保険条例の一部改正について」です。 この改正によって保険料の賦課限度額が引き上げられる世帯は、決して高額所得とは言えない階層から始まっており、重い負担となっています。 陳情第34号「「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書」について、委員長報告は不採択です。しかし、最低賃金の改善は地域経済回復のために必要であり、時給1,500円を目指すという表現であること、中小零細企業の支援拡充を併せて国に求める意見書案であること、以上の点から採択すべきです。 以上で反対討論を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(立脇通也) 26番吉金隆議員。 〔26番吉金隆議員登壇〕 ◆26番(吉金隆) 松政クラブの吉金隆です。今期定例会に提出された全ての議案、承認について、付託された各委員長の報告は原案可決及び承認です。 各委員長の報告に賛成の討論を行います。 議第41号「令和4年度松江市一般会計予算」については、引き続いての新型コロナウイルス対策を重点に置きながらも、新庁舎の着実な進捗、総合文化センターのリニューアル、公園の改良に着手するなど、子育てとともに弱者との共生、農林水産業、商工業、起業についても目配りされ、上定市長の掲げる「夢を実現できるまち 誇れるまち 松江」に向けて5つの柱を構築し「変革の年」とされており、賛成です。 議第42号「令和4年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」については、安定的な保険料とするべく、積み上げられた基金を都道府県統一化に向けて松江市で計画的に活用するとされ、賛成いたします。 議第44号「令和4年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計予算」は、2025年に向かい全ての団塊の世代が75歳以上になることを考えると、厳しい環境ではありますが、世代間の負担の公平性も配慮されており、賛成です。 議第45号「令和4年度松江市介護保険事業特別会計予算」については、年齢構成を考えれば負担が増えていく事業ではありますが、安定的に行っていかなければならない事業であり、賛成です。 議第50号「令和4年度松江市水道事業会計予算」については、市民に不可欠である重要なライフラインの一つとして、水道管路の耐震化事業など、着実に実施する予算であり、賛成いたします。 議第52号「令和4年度松江市ガス事業会計予算」については、24時間体制の保安による市民の安心・安全はもとより、二酸化炭素排出量の削減などを目的としたエネファーム導入に対する補助制度の創設や、新規顧客獲得、販売量増加のため、定住・UIターン支援を目的としたガス料金の割引制度にも取り組んでおられます。賛成です。 議第53号「令和4年度松江市交通事業会計予算」については、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けて非常に厳しい経営状況ではありますが、車両の更新や交通系ICカードの普及促進など、市民の生活を支えるインフラとして、利便性や安全性の向上に積極的に取り組んでおられ、賛成です。 議第54号「令和4年度松江市病院事業会計予算」については、市民にとって最大の関心事である新型コロナウイルス感染症の対応を引き続き最優先に取り組みながらも、圏域の中核的病院として松江日赤との連携を進め、将来にわたって持続可能な医療体制の構築を目指しておられ、市民の健康を守る取組が反映されており、賛成いたします。 賛成しました全ての議案を迅速に執行されることを望みます。 そして、松江には忘れていたり気がつかない誇れるものが既にあまたございます。それをブラッシュアップし、リスタートする元年にしていきましょう。終わります。(拍手) ○議長(立脇通也) 28番南波巖議員。 〔28番南波巖議員登壇〕 ◆28番(南波巖) 志翔の会の南波巖です。会派を代表いたしまして意見を述べさせていただきます。 執行部から提案のありました全ての議案に賛成をいたします。 そのうち、議第8号、議第28号、議第41号につきまして、委員長の報告に対し賛成の討論を行います。 市長は昨年6月の所信表明の中で、市政運営で大切にする5つの基本的視点を述べられました。 市民に寄り添う市政の実行、松江の歴史・伝統文化に育まれた地域資源に磨きをかける、新型コロナウイルス感染症対策に最優先に取り組む、島根県との連携、中海・宍道湖・大山圏域での協働、産官学金といった異業種間の連携の推進、市域内のバランスの取れた発展でした。 市長は振り返ってみて、取組の成果とか感想はいかがなものなのでしょうか。また、それを踏まえて令和4年度にかける意気込みはいかがなものでしょうか。興味があるところです。初心を忘れるべからずで頑張っていただきたいと思います。 本題に入ります。 まず、議第8号「松江市事務分掌条例の一部改正について」であります。 文化スポーツ部を設置し、松江市の文化の価値、魅力を高め、観光や産業などの分野と連携した取組を進める。また、環境保全部を環境エネルギー部として再生可能エネルギーの普及促進や、ブルーカーボン・オフセットなどの脱炭素社会の形成を進める。さらに、部局間の連携をさらに深めるため、政策部の施策調整機能を強化するなどの内容となっており、評価するものです。 松江市の将来像に向け市役所一丸となって進んでいかれるとともに、縦割り行政をなくし、かつ迅速な行政運営を期待するものであります。 次に、議第28号「松江市総合計画を定めることについて」です。 今回の総合計画は、2030年の松江のあるべき姿について5つの切り口で示されました。市民目線を意識した分かりやすいものになっており、評価するものです。 この計画に沿って、上定市長が先頭に立って指揮を執られることを期待しています。 3点目、議第41号「令和4年度松江市一般会計予算」についてです。 総額1,035億7,800万円、前年度比5.5%増となる過去最大規模の予算となっております。 まず、歳入の一般財源総額は577億5,100万円余りで、前年度に比べて微減となっております。 このうち市税は3.5%増、地方交付税も8.5%の増加となっております。 一方、地方交付税の代替措置である臨時財政対策債は70.4%の減少となり、赤字地方債に頼る割合が大幅に減って、本来の地方財政の姿に近づいたと思われます。 今後もこの基調が続くことを願っております。 また、不足する一般財源は、財政調整基金の取崩しなどにより調整され、令和3年度に追加配分があった地方交付税3億4,000万円が含まれており、年度を越えた活用となっております。 そして、コロナ対応地方創生臨時交付金6.6億円を活用、また今年度から過疎地域持続的発展計画に組み込まれた鹿島町、島根町のハード・ソフト事業の財源として過疎債を活用、そして子どもたちに松江の伝統文化を継承する事業は、企業からの寄附金を原資としたことなど、工夫しながら歳入予算を組まれています。 次に、歳出予算についてです。 人件費、扶助費、公債費が全て前年度に比較し減少し、合計で義務的経費が1.4%の減となっております。 一方で、投資的経費は新庁舎などの大規模事業の増加で53.8%の増、消費的経費は新型コロナウイルス感染症対策などで4.6%の増加となっており、上定市長初の当初予算編成は積極姿勢がうかがえる予算となっております。 上定市長は、昨年6月議会所信表明の中で、中心市街地活性化策として水辺のにぎわいの創出とともに、松江の誇るお茶の文化、伝統工芸を生かした職人商店街、また公共交通、地域交通の利便性向上の手段としてAIデマンドバスを打ち出されました。さらに、将来の松江の産業を生み育てていく事業としてMATSUE起業エコシステム、それに合わせ地元の企業や大学、高校と連携して人材を育成する取組を積極的に進めていくと述べられました。 これらのアイデアに磨きをかけられ、このたびの当初予算において、それらの取組が一歩前進した形で事業化されており、歳入歳出ともに評価するものであります。 これは要望ですけれども、総務分科会でも言わせていただきましたが、地方債残高がなかなか目標であった1,000億円を切らず、令和4年度は反対に増加しています。しかしながら、これをもって縮こまった財政運営をしていただきたくないと考えております。 地方債残高の内訳では過去と比較すると、建設地方債は低下しております。地域に必要な建設事業はしっかりとやっていただく、このことが市民の安心・安全、そして地域経済の活性化にもつながります。 コロナ感染症陽性者数の高止まり、ウクライナ情勢、資源価格の高騰など、経済にとってマイナスの要因が多々ありますけれども、このような中でも大胆に政策を実行していただきたいと思っております。 最後に、委員会並びに分科会の今後ますますの活性化を願って一言申し添えておきます。 委員会での質疑に対する答弁ですが、言葉を弄ばず、その場しのぎの言動にならないよう真摯に自信を持って答弁をしていただければと思います。 執行部の行政側は、あらゆる角度から全体を考えて内部協議をされ、議案などの提案をされていますので、その場しのぎの言動にならないよう自覚していただきたいと思います。 いろいろと気を遣われて答弁されることはありがたいと思っています。しかし、議員の議会側も会派構成が昨年から変わり、議長の英断により議会改革ということで、事前説明も会派ごとではなく、政策連絡会という形での全体説明会となりました。 よって委員会での質疑も当然多くなり、時間も長くなります。また、難しい発言、理解し難い発言も多々あると思いますが、透明性のある形となり、議論も充実してまいります。これが議員も執行部側も委員会での真骨頂ではないでしょうか。それが委員会のあるべき姿ではないでしょうか。議員も一人一人自分の立つ位置、今までの経歴、地域、団体、企業などの関係の違いで考え方、捉え方も違っています。 また、執行部側と議員側も立つ位置の違いから、当然市政に対する取組方法は違っております。 そういう中で、説明会の方法も変革があり、執行部側も市長が代わり、幹部の部長も新しくなりました。まだまだ今後も新しい部長がこの数年たくさん就任されます。議員側も同じです。 今そういう流れの中で端境期、転換期となっております。 お互いに戸惑い、いら立ちがある状況の中で、厳しい激しい質疑になっていることも多々あると思いますが、ひるまず、臆することなく、迷うことなく堂々と答弁をしていただき、議論を深められればと思っています。 最後に、上定市長には、市長が言う産官学金だけではなく、労働団体も、言論界も、弁護士会も加えた幅広い連携を、もっと言えば農業、林業、水産業、建設業、福祉・医療、教育、若者などとの連携も深めて、そういうことをキーワードにして行政を推進していただければと思っているところであります。期待しております。 以上で賛成討論を終わります。(拍手) ○議長(立脇通也) 19番柳原治議員。 〔19番柳原治議員登壇〕 ◆19番(柳原治) 明政会の柳原治でございます。会派を代表して、令和4年度松江市一般会計予算、特別会計予算、企業会計予算について、予算委員長の報告に対し、賛成の立場で討論を行います。 初めに、議第41号「令和4年度松江市一般会計予算」についてであります。 長期にわたる新型コロナウイルス感染症による市民の皆様の健康と生活、そして地域経済を守るため、上定市長を先頭に難局を乗り越えるため努力されていることを日々感じ、そのような中での予算編成であり、御苦労も多かったものと拝察いたします。 山陰地方の景気は、個人消費や設備投資などの動向から持ち直しつつあるとされていますが、実感は少なく、依然として厳しい状況にあるものと思っております。 令和3年度においては、新型コロナウイルス感染防止や経済の回復に主眼を置かざるを得なかったところであり、令和4年度においても引き続きその対策を中心とした施策を展開しなければなりません。そのような厳しい状況下でスタートします松江市総合計画において「夢を実現できるまち 誇れるまち 松江」を実現するため、「しごとづくり」「ひとづくり」「つながりづくり」「どだいづくり」「なかまづくり」の5つの基本目標を立て諸施策に取り組むこととなっています。 予算総額は、新庁舎建設や総合文化センター整備事業の本格化などにより、過去最大規模の予算額となりました。 歳入においては、地方税収の増などによる地方交付税の実質的な減額などを見込み、財政調整基金の取崩しや減収補填債により歳入の確保がされることになっています。 歳出においては、当然のことながら令和4年度にスタートする松江市総合計画に基づき、諸施策の経費が盛り込まれるとともに、引き続き新型コロナウイルス感染症対策の経費並びに観光需要回復事業費、にぎわい創出事業費などが計上されております。 特に新規事業として、職人商店街の実現に向けた事業費、古江・大野・秋鹿小学校統合の事業費、松江市の均衡ある発展、高齢社会への対応として持続可能な公共交通の検討のための事業費が計上され、投資的経費も新庁舎建設事業費、総合文化センター整備費、東出雲複合施設整備事業費など約144億円が計上されているなど、コロナ禍という厳しい状況の中において、松江市の活力ある発展、市民の皆様が安心・安全に暮らせるための積極的な予算であることなど評価いたします。 議第42号「令和4年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」については、人間ドック自己負担の軽減を図るとともに、事務の効率化にも取り組む予算であり、評価いたします。 議第43号「令和4年度松江市宍道国民健康保険診療施設事業特別会計予算」から議第49号「令和4年度松江市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算」までの各会計については、健康づくり・介護予防など市民の皆様のニーズに対応した予算、それぞれの事業推進のための的確かつ必要な予算であります。 続きまして、議第50号「令和4年度松江市水道事業会計」から議第54号「令和4年度松江市病院事業会計予算」については、それぞれ市民の皆様が安心して安全・便利に暮らせる事業、市民の健康・命を守るための必要な事業費が計上されているものであります。 以上、議第41号から議第54号まで、令和4年度松江市一般会計、特別会計8会計及び公営企業会計の5会計について予算委員長の報告に賛成をいたします。以上です。(拍手) ○議長(立脇通也) 14番太田哲議員。 〔14番太田哲議員登壇〕 ◆14番(太田哲) 公明クラブの太田哲です。会派を代表して、議第41号「令和4年度松江市一般会計予算」、議第50号「令和4年度松江市水道事業会計予算」、議第53号「令和4年度松江市交通事業会計予算」、議第54号「令和4年度松江市病院事業会計予算」について賛成の立場で述べさせていただきます。 議第41号、歳入では市税及び地方消費税交付金の増額を見込んだところであり、地方交付税と臨時財政対策債を合算した実質の地方交付税総額の減額に対し、財政調整基金の取崩しや減収補填債などで補うなど、予算総額1,035億7,800万円とし、工夫した歳入予算となっております。 歳出では、まず第1に、新型コロナウイルス感染症の克服に向けた対策を重視し、医療提供体制及び保健所の即応体制を強化された予算であり、感染症の収束が見通せない中でワクチン接種の速やかな実施が求められます。 地域経済の回復に力を入れられ、国による事業復活支援金の対象から外れた個人、法人に対して支援をする松江市事業復活支援金を創設する予算が組まれています。厳しい経営環境に置かれている事業者に対し周知の徹底と寄り添った支援をお願いいたします。 アフターコロナを見据えて松江市総合計画を策定され、本市が目指す将来像「夢を実現できるまち 誇れるまち 松江」の創造に向け、5つの柱を重視した予算編成となっております。 エネルギー政策では、再生可能エネルギー、地熱発電、水力発電などの導入を検討し、SDGs未来都市の内閣府認定取得に向けて開始されることに賛同いたします。 子育て支援においては、ブックスタート事業、医療的ケア児支援事業など、新規4事業を含む計14事業によって「みんなで子どもを育む“子育て環境日本一・松江”」を目指されることに評価をいたします。 令和3年7月、8月豪雨災害の復旧や大規模災害の対策のため、ハード面では道路、河川の整備事業、急傾斜地崩壊対策事業などの予算が組まれております。 ソフト面では、島根町加賀の大火を教訓に、住宅用火災警報器の設置、維持管理の取組や指揮隊員の養成、消防団員の負担軽減に向けた消防団アプリを全団員導入への予算が組まれております。 また、子どもたちを守る交通安全対策事業や子どもが遊びたくなる公園づくり事業など、未来の宝である子どもたちのため確実に執行されますようお願いをいたします。 観光振興では、ウィズコロナ、アフターコロナに対応した観光振興策を強力に推し進め、観光需要のV字回復を目指すための予算が組まれており、宿泊客数169万人、観光入り込み客数837万人まで回復できるよう期待をいたします。 教育委員会では、国のGIGAスクール構想実現に向けてICT活用教育推進事業や、学力向上対策のため学力育成推進事業などの予算が組まれております。 以上のことにより、速やかな事業執行をお願いし、議第41号は賛成といたします。 次に、議第50号「令和4年度松江市水道事業会計予算」について、純利益は建設改良積立金に処分し、基幹管路及び防災拠点施設への耐震化事業費などの財源とする工夫がされております。また、給水車・自家用車用給水ベイを整備し、災害時の応急給水対策に取り組まれており、賛成をいたします。 議第53号「令和4年度松江市交通事業会計予算」について、新型コロナウイルス感染症によりバス利用者数が減少し、一定数の回復にとどまる中、老朽化したレイクライン、乗合バスの購入予算が組まれており、観光客や市民の安全・安心を守る観点から賛成をいたします。 購入に当たっては、昨年導入された交通系ICカードの利便性とともに、PRしていただき、利用者数の向上につながるよう期待をいたします。 議第54号「令和4年度松江市病院事業会計予算」について、新型コロナウイルス感染症への懸命な対応に対し敬意を表します。また、療養・待合環境向上のため、Wi-Fi整備に取り組んでおられます。そして、地域の中核的かつ高度急性期病院としての役割を担い、地域医療機関との連携強化、機能分化の推進に努められております。 今後もさらに持続可能な地域医療提供体制の確保を期待して、賛成といたします。 以上で賛成討論を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(立脇通也) 29番津森良治議員。 〔29番津森良治議員登壇〕 ◆29番(津森良治) 民主ネットワークの津森良治でございます。 議第8号「松江市事務分掌条例の一部改正について」及び議第41号「令和4年度松江市一般会計予算」について並びに議第57号「令和3年度松江市一般会計補正予算(第12号)」について。 さて議第8号について総務委員長の報告は原案可決であります。また、議第41号及び議第57号について、予算委員長の報告は原案可決であります。 会派を代表いたしまして総務委員長及び予算委員長の報告に対して賛成の討論を行います。 令和4年度にスタートする松江市総合計画で将来像とする「夢を実現できるまち 誇れるまち 松江」をつくるため、「しごとづくり」「ひとづくり」「つながりづくり」「どだいづくり」「なかまづくり」の5つの基本目標に基づき人口減少対策や松江の歴史、文化力を生かしたまちづくりを推進するとして、一般会計総額1,035億7,800万円の予算が示されました。また、今回の予算については、昨年4月に就任された市長にとって初めての本格予算として提案されたものです。 さて、御就任時の所信表明では、ふるさと松江の豊かな未来のためにとされ、これまで数々の経験を積んできたことで、生まれ育った豊かな松江、ふるさと松江のよさに気づき、自身の英知を結集し、負託いただいた4年の任期中で誇れるふるさと松江をつくるため全力で取り組んでいくとされました。 私ども会派もその思いに共感を持ち、市長自身の思いが実現できるようしっかりとお支えしていくことを申し上げ、今日まで会派としての将来の松江市のあるべき姿を想像しながら、その考えや要望などについて市長との議論も行ってまいりました。 今回の予算は、市長の思いを実現させる、その第一歩として、将来の松江へのインフラ投資では、新庁舎建設事業や総合文化センターの整備などの大規模建設事業が盛り込まれています。 また、人的投資としては子育て環境の充実、移住・定住対策、そして松江の持つ文化力を生かしたまちづくりを進めるなど、地方創生に取り組んでいかれる予算ともなっています。 その上で、市長の思いを実現させるためには、まずは喫緊の課題とされている新型コロナウイルス感染症対策に万全を期しておられることがうかがえる予算ともなっています。 加えて、今回追加提案となっています議第57号「令和3年度松江市一般会計補正予算(第12号)」において、新型コロナウイルス感染症に係るPCR等検査の行政検査費を追加補正されました。 今後とも、新型コロナウイルス感染症に関わる事項については、可能な限り速やかに対応されることを申し上げておきたいと思います。 最後に、私ども会派は、予算総括質疑において市長にとって初めての予算編成であり、選挙の折に掲げられた施策を実行に移す意気込みが感じられることを申し上げた上で、様々な新規事業が提案されており、これらを実行するためには予算に加えて組織機構と人員配置・配分の検討が実績を上げる上で大切な要素であることを提案させていただきました。 この提案に対して市長は、市の組織機構と職員の配置については、限られた人員を前提にしながらも、最善の行政サービスを市民の皆様にお届けすべく、現行の業務量とこれから取り組むべき新規事業の内容を精査の上検討した。令和4年度は新型コロナウイルス感染症への対応に万全を期すため、ワクチン接種や保健所の体制強化を図るとともに、SDGs、DX(デジタルトランスフォーメーション)をはじめ、松江市総合計画に掲げる施策を着実に推進するため、体制の拡充を図ることとしたとされ、今議会において提案している部の再編を通じて各部局の横断的連携を強化し、オール市役所として対応力を最大化していくとされました。 その姿勢に対して、私ども会派は最大限のエールを送りたいと思います。 市長を先頭に職員一丸となって、まさにオール市役所で「夢を実現できるまち 誇れるまち 松江」と市民の誰もが胸を張れるような松江市となるよう、私ども会派といたしましても、引き続きしっかりとお支えしていくことを申し上げて、討論を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(立脇通也) これにて討論を終結いたします。 この際、しばらく休憩いたします。 〔午後0時07分休憩〕 ────────── 〔午後1時10分再開〕 ○議長(立脇通也) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより表決に入ります。 議第2号「松江市ふるさとづくり寄附条例の一部改正について」から議第54号「令和4年度松江市病院事業会計予算」、議第56号「松江市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について」、議第57号「令和3年度松江市一般会計補正予算(第12号)」、以上議案55件、承認第1号「専決処分の報告について」、承認第2号「専決処分の報告について」の表決を行います。 議第14号「松江市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議第14号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第28号「松江市総合計画を定めることについて」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議第28号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第36号「令和3年度松江市水道事業会計補正予算(第2号)」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議第36号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第37号「令和3年度松江市下水道事業会計補正予算(第2号)」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議第37号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第38号「令和3年度松江市ガス事業会計補正予算(第2号)」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議第38号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第39号「令和3年度松江市交通事業会計補正予算(第3号)」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議第39号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第40号「令和3年度松江市病院事業会計補正予算(第4号)」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議第40号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第41号「令和4年度松江市一般会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議第41号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第42号「令和4年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議第42号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第44号「令和4年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議第44号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第45号「令和4年度松江市介護保険事業特別会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議第45号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第50号「令和4年度松江市水道事業会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議第50号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第54号「令和4年度松江市病院事業会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議第54号議案は委員長の報告のとおり決しました。 ただいま議決した議第14号議案外議案12件を除く議第2号「松江市ふるさとづくり寄附条例の一部改正について」外議案41件及び承認2件を一括して採決いたします。 議第2号議案外議案41件に対する委員長の報告は原案可決であります。 承認第1号、承認第2号に対する委員長の報告は承認であります。 以上、委員長の報告のとおりそれぞれ決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって議第2号議案外議案41件及び承認2件は委員長の報告のとおりそれぞれ決しました。 次に、議第55号「松江市国民健康保険条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議第55号議案は委員長の報告のとおり決しました。 次に、陳情第34号外陳情2件の表決を行います。 陳情第34号「「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書」を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって陳情第34号は委員長の報告のとおり決しました。 陳情第35号「5歳から11歳の子どもへの新型コロナウイルスワクチン接種について」を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって陳情第35号は委員長の報告のとおり決しました。 陳情第37号「新型コロナウイルス感染症の政令指定二類相当扱いからの変更を検討するための各種調査を国に求める意見書の採択について」を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって陳情第37号は委員長の報告のとおり決しました。─────────────────────── △日程第4 同意第1号 松江市固定資産評価員の選任について      (提案説明、採決) ○議長(立脇通也) 日程第4、同意第1号「松江市固定資産評価員の選任について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 上定市長。 〔上定昭仁市長登壇〕 ◎市長(上定昭仁) 同意第1号「松江市固定資産評価員の選任について」御説明を申し上げます。 現在、固定資産評価員であります水研二氏が来る令和4年3月31日をもって辞職することに伴い、その後任を選任することについて御同意を求めるものです。 後任につきましては、永田明夫氏を新たに選任することが最も適当と考え、提案いたします。 御審議の上、御同意賜りますよう何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(立脇通也) これより表決に入ります。 同意第1号「松江市固定資産評価員の選任について」を採決いたします。 本案についてはこれに同意することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって同意第1号は同意することに決しました。─────────────────────── △日程第5 同意第2号 松江市教育委員会の委員任命について      (提案説明、採決) ○議長(立脇通也) 日程第5、同意第2号「松江市教育委員会の委員任命について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 上定市長。 〔上定昭仁市長登壇〕 ◎市長(上定昭仁) 同意第2号「松江市教育委員会の委員任命について」御説明を申し上げます。 現在委員であります金津式彦氏が来る令和4年5月20日をもって任期満了となることに伴い、その後任を任命することについて御同意を求めるものです。 後任につきましては、金津式彦氏を引き続き任命することが最も適当と考え、提案いたします。 御審議の上、御同意賜りますよう何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(立脇通也) これより表決に入ります。 同意第2号「松江市教育委員会の委員任命について」を採決いたします。 本案についてはこれに同意することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって同意第2号は同意することに決しました。─────────────────────── △日程第6 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について      (採決) ○議長(立脇通也) 日程第6、諮問第1号「人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について」を議題といたします。 職員に議案を朗読させます。 〔職員朗読〕 諮問第1号  人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について 令和4年2月25日付人第644号で松江市長から諮問された下記の者を人権擁護委員候補者として推薦することの可否について、別紙のとおり通知します。 令和4年3月24日 提出       松江市議会議長 立 脇 通 也          記 松江市島根町大芦397番地2 團 野 眞由美 松江市島根町野波328番地  余 村 泰 秀 松江市宍道町白石191番地  小豆澤 美 博 (別紙)              令和4年3月24日 松江市長 上 定 昭 仁 様       松江市議会議長 立 脇 通 也  人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について 令和4年2月25日付人第644号で諮問された表題のことについて異議はありません。 上記のとおり通知します。 ○議長(立脇通也) これより表決に入ります。 諮問第1号「人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について」は原案のとおり推薦することに異議のない旨市長に通知することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって諮問第1号は原案のとおり推薦することに異議のない旨市長に通知することに決しました。─────────────────────── △日程第7 議員提出議案第2号 新型コロナウイルス感染症に対し、適切かつ迅速な支援を求める意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(立脇通也) 日程第7、議員提出議案第2号「新型コロナウイルス感染症に対し、適切かつ迅速な支援を求める意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 26番吉金隆議員。 〔26番吉金隆議員登壇〕 ◆26番(吉金隆) 議員提出議案第2号「新型コロナウイルス感染症に対し、適切かつ迅速な支援を求める意見書について」の提案理由の説明をいたします。 3月22日にまん延防止等重点措置が全面解除となりましたが、その収束は見通せず、国民は引き続き厳しい生活を余儀なくされています。 それぞれの経済環境を圧迫し、あまり感染しないと言われていた子どもたちにも感染は広がり、社会機能も疲弊する状況になっています。 そこで、詳しくはお手元に配付されておりますが、一つ、新型コロナウイルス感染対策にはその疫学的議論を踏まえ、国民生活への影響が最小限となるよう適切な対応が行われること。 一つ、新型コロナウイルス感染を受けながらも、まん延防止等重点措置の支援対象外となっている関連事業者や生活困窮者への支援を引き続き行うこと。 一つ、隔離期間において就業できない場合でも支援を受けられない状況が散見しており、現況を把握され、適切な支援を行うこと。 一つ、国において、上記の対策を行うことと併せて、地方自治体が柔軟かつ迅速に対応できるよう地方創生臨時交付金の切れ目のない交付と予算措置の拡充を行うこと。 以上、4点を強く要望いたします。 議員の皆様の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(立脇通也) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議員提出議案第2号については、会議規則の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第2号「新型コロナウイルス感染症に対し、適切かつ迅速な支援を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって議員提出議案第2号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第8 議員提出議案第3号 日米地位協定の改定を求める意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(立脇通也) 日程第8、議員提出議案第3号「日米地位協定の改定を求める意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 15番田中肇議員。 〔15番田中肇議員登壇〕 ◆15番(田中肇) 日米地位協定の改定を求める意見書案につきまして、共産党市議団を代表し提案理由の説明をいたします。 我が国には、日米安全保障条約に基づく日米地位協定により、全国に130を超える米軍専用あるいは自衛隊と共用の基地が置かれています。 地位協定第9条により、米軍人及び軍属は、出入国管理に関する国内法の適用から除外され、協定の運用を協議する日米合同委員会合意により、検疫は米軍が責任を負い、日本当局が関与しないとされています。 この状況の下で、アメリカ本土から日本へのアメリカ兵の移動に関し、昨年9月3日から12月25日まで出国前PCR検査が免除されていたことが明らかになりました。 政府は、新型コロナウイルス感染症オミクロン株に対する水際対策において、世界一厳しい基準を取ったとしていましたが、米軍基地を通じた検疫の大穴が開いており、市民の命に関わる地位協定の危険性が改めて示される事態となりました。 これまでも米軍の事故や米兵の起こす事件に際し、米軍の特権的な地位を定めた日米地位協定の存在により、日本政府や自治体は関与することができない問題が続いてきました。 2004年に起きた米軍ヘリコプターの沖縄国際大学構内への墜落、2016年の名護市海岸へのオスプレイ墜落、2018年と2021年の青森県での米軍機からの燃料タンク投棄など、いずれも米軍が規制線を張り、消防や警察は現場から締め出されるなど、市民の生命・財産・人権に対する侵害が問題とされてきましたが、今回の出入国検疫に関する状況は、改めて地位協定の重大な問題を明らかにしました。 松江市にとっても、境港市の自衛隊美保飛行場が2007年11月に日米地位協定2条4項bに定める米軍基地に指定され、同月、日米共同統合演習が行われるなど、自衛隊美保飛行場が米軍基地である以上、地位協定の持つ危険性がいつ現実の脅威となるかもしれない問題です。 日米安全保障条約に対する見解の違いを超えて、日米地位協定の持つ重大な問題点の抜本的改定を求めることは、市民の命と暮らしを守る上で緊急に重要です。少なくとも出入国に関わる手続、検疫に関する事項及び事故・事件の際の国内法の遵守に関して緊急に地位協定の改定を行う必要があります。 よって本意見書案は、1、日米地位協定の抜本的改定を行うこと。2、少なくとも出入国に関わる手続・検疫に関する事項及び事故・事件の際の国内法の遵守に関して緊急に改定を行うことを政府に強く要望するものです。 議員の皆様の御賛同いただきますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。ありがとうございました。 ○議長(立脇通也) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議員提出議案第3号については、会議規則の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 30番森脇勇人議員。 ◆30番(森脇勇人) 地位協定の改定につきましては、私は賛成でございますが、意見書の提出については、今回反対したいと思います。といいますのは、既に全国知事会であったり、全国市長会、そして私どもが所属します全国市議会議長会においても、昨年の11月の評議員会で地位協定の改定については政府に要望するよう提案がなされております。私は、それで十分だと思いますので、あえて松江市議会で意見書を提出する必要はないという意味で反対をいたします。 ○議長(立脇通也) ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) ほかにないようですので、これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第3号「日米地位協定の改定を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手少数であります。 よって議員提出議案第3号は否決されました。─────────────────────── △日程第9 委員会提出議案第1号 松江市議会委員会条例の一部改正について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(立脇通也) 日程第9、委員会提出議案第1号「松江市議会委員会条例の一部改正について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 森脇幸好議会運営委員長。 〔27番森脇幸好議員登壇〕 ◆27番(森脇幸好) 委員会提出議案第1号 松江市議会委員会条例の一部改正につきまして、提案理由の説明をいたします。 本案につきましては、先ほど可決されました松江市事務分掌条例の一部改正に伴い、予算委員会を除く常任委員会の所管事項の一部を変更するものであります。 新設の文化スポーツ部は総務委員会の所管とし、そのほか部の名称変更等により所要の改正を行うものであります。 以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(立脇通也) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 委員会提出議案第1号「松江市議会委員会条例の一部改正について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって委員会提出議案第1号は原案のとおり可決されました。 この際、しばらく休憩いたします。 〔午後1時38分休憩〕 ────────── 〔午後1時58分再開〕 ○議長(立脇通也) 休憩前に引き続き会議を開きます。─────────────────────── △日程第10 島根原子力発電対策特別委員会中間報告について      (委員長報告・質疑) △日程第11 まちづくり対策特別委員会中間報告について      (委員長報告・質疑) △日程第12 新庁舎建設特別委員会中間報告について      (委員長報告・質疑) ○議長(立脇通也) 日程第10「島根原子力発電対策特別委員会中間報告について」から日程第12「新庁舎建設特別委員会中間報告について」までを一括して議題といたします。 島根原子力発電対策特別委員会及びまちづくり対策特別委員会並びに新庁舎建設特別委員会において調査中の事項について、会議規則の規定により報告を行いたいとの申出がありますので、この際、これを許します。 森脇勇人島根原子力発電対策特別委員長。 〔30番森脇勇人議員登壇〕 ◆30番(森脇勇人) 島根原子力発電対策特別委員会において、島根原子力発電所に関する調査を3月17日に行い、中国電力株式会社から島根原子力発電所1号機の廃止措置計画について説明を受け、質疑を行いましたので、その概要について御報告を申し上げます。 中国電力からは、島根原子力発電所1号機の廃止措置計画について、現在行っている第1段階では汚染状況の調査、未使用の燃料の搬出、また管理区域外の設備の解体・撤去を進めており、2022年度から第2段階の工事を行うこととしていた。 しかし、2020年4月に申請した撤去済み蒸気タービンのクリアランス制度の適用に係る放射能濃度の測定評価方法の審査について、昨年6月に規制委員会から、電力全社で作成した標準要領書を踏まえ、もう少しデータを拡充するように、あるいは測定方法を変えるようにという指導を受けたことから、現在追加の測定を行っている。 このクリアランスの認可がいただけると、今後、島根原子力発電所1号機で発生する放射性廃棄物のどこがクリアランス制度の対象になるのか絞り込め、放射性廃棄物の発生量等、第2段階の詳細な工事計画が策定できることになる。 このため、廃止措置計画全体の終わりは2045年に据え置きながら、第1段階の工事を1年間延長したいと考えているなどの説明がありました。 質疑では、主なものとして、クリアランス制度について中国電力に不備があり、もともと示されていた資料を準備していなかったということで事業が遅れるのではなく、追加の項目があり、それに対応することにより遅れるということなのかとの質疑に対して、クリアランス制度を申請した後に標準要領を電力全社で作成し、これに沿ってやり直したが、この要領にはどの程度のデータをつけて申請するのか明確に記載がなかったため、規制庁からデータの拡充が必要との指摘があったとの答弁がありました。 また、今回の廃止措置計画の変更は、2号機の再稼働に向けた対応に影響はあるのかとの質疑に対し、この廃止措置計画は、2号機の再稼働には関係のない手続であり、再稼働、廃止措置ともにしっかりと安全に対応していきたいとの答弁がありました。 また、核燃料物質の搬出及び譲渡しが終わらない限り、原子炉本体の解体撤去は始まらないと理解してよいのか。また今回、第1段階が1年延びるのに、最終年度が変わらないということについてどのようにめどを考えているのかとの質疑に対し、譲渡しが終わらないから原子炉建物の解体に着手できないわけではなく、使用済み燃料の搬出が終わってから解体する計画のほうが、より安全性が高いと考えている。 第1段階の1年延長については、建物解体撤去について余裕を持っているので、全体工程で吸収してしっかりやってまいりたいとの答弁がありました。 また、今後これまで使用された燃料プールの中にある燃料も搬出されると思うが、搬出の計画等における情報管理の徹底についてはどう考えているのかとの質疑に対し、年度ごとに次の年にそういった輸送があるかどうかは、安全協定に基づき松江市にもお知らせし、直前には具体的な輸送計画、輸送手段についてもお知らせする。この核物質防護に関する情報管理については、しっかりと継続して対応してまいりたいとの答弁がありました。 このほか、このたびの変更は全体の計画に影響がないということだが、中国電力が小さく思っていることでも、先日の新聞のように大きく活字になると市民の心配は増幅するため、さらに気を引き締めて取り組んでいただきたいとの意見がありました。 以上で島根原子力発電対策特別委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより島根原子力発電対策特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって島根原子力発電対策特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 川島光雅まちづくり対策特別委員長。 〔22番川島光雅議員登壇〕 ◆22番(川島光雅) まちづくり対策特別委員会中間報告について、令和4年3月16日に委員会を開催し、大橋川改修に伴うまちづくりについて及び美保関地区の重要伝統的建造物群保存地区選定に向けた取組についてを議題とし、調査を行いましたので、その経過について中間報告をいたします。 初めに、大橋川改修に伴うまちづくりについては、歴史まちづくり部より白潟地区都市再生整備計画に伴う県道である白潟本町通り計画について、令和2年度に住民の方たちと作成した白潟本町通り計画の素案を基に、令和3年10月18日から11月13日まで社会実験を行った。来場者アンケートでは、キッチンカーなどのにぎわい創出について好評であり、金曜日や土曜日は2倍の歩行者が確認されたところである。 一方課題として、路線バスと自転車の通行で危険な状況があったとの意見や、平日や日曜日は歩行者に大きな変化はなかったため、道路整備だけではなく、沿線での店舗営業等も検討していく必要があると考えている。 また、沿線住民の方などからは、「北進一方通行がよい」、「終日一方通行に不便は感じない」、「本町通りのバスの運行は必要」などの意見も多くいただいた。 今後はこれらの意見を白潟地区のまちづくり委員会で報告し、道路整備の方向性を共有していく。あわせて、事業主体である県とも協議を進め、引き続き課題検証のための社会実験を行っていく予定であるなどの説明がありました。 質疑に対し、執行部より、歩いて楽しいまち並みを目指していきたいと考えており、白潟地区だけではなく、橋北、橋南、松江駅近辺にもつないでいき、点から線へ、最終的には線を面にということも含めてまちづくりを行っていく必要があると考えている。 また、人口減少が続いている白潟地区についての質疑に対し、まちあるきといっても目的がないとなかなか来ていただけないので、沿線に店舗などが並び、さらに魅力的な道路になっていけば、まちあるきの人や関係人口も増えていくのではないかと考えている。住む人とまちあるき、両方の観点から様々な施策をしていくことになると考える。 また、白潟本町通り計画が確定した場合の松江大橋への影響についての質疑に対し、松江大橋については段階的に整備を進めており、現在進めている整備レベルでは松江大橋を架け替えなくても、治水安全度は確保できることとなっている。最終目標である150年に一度の降雨における安全度の確保においては、架け替えが必要となることから、今後も住民の方の意見などを聞きながら、進めていくべき事業と考えているなどの答弁がありました。 次に、美保関地区の重要伝統的建造物群保存地区選定に向けた取組については、歴史まちづくり部より、美保関地区は、美保神社を中心に重要文化財や歴史的建造物があり、民俗や風習が今も受け継がれている地区である。国から重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けることにより、伝統的なまち並みが将来にわたって保存されるほか、歴史を生かしたまちづくりや生活環境の向上が見込まれ、新たな観光拠点にもなると考えており、令和7年度の選定を目標に事業を進めていく。 令和4年度は、住民の方に先進地視察に行っていただき、併せて文化財として価値を把握するための保存対策調査を行う予定であるとの説明がありました。 質疑では主なものとして、非常に高齢化が進んでいる地域であるが、若い方々がどの程度地元の協議などに参加されるのかとの質疑に対し、来年度から行う保存対策調査では、島根大学の学生の協力もいただくことになっており、今後も若い方の参画を促していきたい。 また、まち並み保存会などの設置と、調査から選定までの期間についての質疑に対し、まち並み保存会などの設置が必須ということではないが、地域の皆さんが保存、活用していく中で、何らかの組織が必要ではないかと考えている。 また、選定までの期間については、美保関地区は歴史的風致において大変重要な場所であり、一日でも早い選定を目指してまいりたいと考え、このような期間としているなどの答弁がありました。 以上でまちづくり対策特別委員会の中間報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これよりまちづくり対策特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもってまちづくり対策特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 柳原治新庁舎建設特別委員長。 〔19番柳原治議員登壇〕 ◆19番(柳原治) 松江市新庁舎整備工事に関する調査のため、令和3年8月17日、12月17日及び令和4年3月18日に委員会を開催しましたので、その経過について御報告をいたします。 まず、令和3年8月17日の委員会では、工事のスケジュールと今後の予定について、執行部より、令和2年12月の工事契約締結後、準備工事、駐車場切替え、本工事の施工と進んでいる。その間、天候不順や繁忙期を迎える窓口業務との調整も生じたが、全体としては想定内の範囲で進んでいる。日々、多数の市民の皆様が来庁される中での工事となるので、来庁者の皆様の安全確保を最優先し、工事がスムーズに進むよう一層工夫していきたいなどの説明がありました。 令和3年12月17日の委員会では、工事の進捗状況や、新庁舎における机や椅子などの什器調達について、執行部より、令和4年度からの什器調達に当たっては、公平性の確保、品質の確保及び市内事業者の受注機会の確保の3点を重視しており、準備作業として市内事業者に対する事前調査を実施していることなどについて説明がありました。 質疑に対し、執行部より、什器は新規に調達するほか、現在使用中で転用可能なものをできるだけ継続して使用するよう、一点一点、点検作業をしており、その結果、おおむね2割を引き続き使用する計画でいるなどの答弁がありました。 令和4年3月18日の委員会では、新庁舎整備課から工事の進捗状況や今後の予定について、また議会事務局から電子採決システムをはじめとする議場設備などについて説明がありました。 執行部より、現在は地下部分の基礎工事を行っているが、間もなく、免震装置の設置工事が始まる予定である。最終的にはカバーで隠れる部分のため、今年の6月頃に免震装置の市民見学会が開催できるよう工事を進めたいと考えている。 また、新庁舎工事に関する情報について、市報、ホームページ、各情報コーナーへのチラシ設置、各種会合での説明など、引き続き様々な媒体や機会を活用した積極的な情報発信に努めているなどの説明がありました。 質疑において主なものとして、非常に騒音等も少なく進んでいると思うが、この間、市民の方から苦情の声は届いていないのかとの質疑に対し、執行部より、様々な情報発信が功を奏しているのか、苦情の声はいただいていないが、市民の皆様のお気持ちを把握するためには直接地域の皆様とお話をすることが大切だと考えており、まちづくり連絡調整会議や公民館長会など、あらゆる機会を捉えて御説明し、生の声をお聞きするように努めている。 なお、新庁舎整備に関するホームページの閲覧数としては、令和2年度の1年間で2万9,916件、令和3年度も2月末現在で2万5,701件であり、令和元年度以前の1万件以下と比較して、昨年度に引き続き多くの方に閲覧していただいている。 また、市役所玄関の新庁舎コーナーなどに設置している資料もコンスタントにお持ち帰りいただいている。 次に、出前講座の申込み状況に関する質疑に対し、執行部より、情報発信やコロナ禍の現状もあってか、出前講座への申込みはないが、委員からの提案のあった小中学校への出前講座を検討するなど、できるだけ広く知っていただけるよう引き続き取り組んでまいりたい。 次に、資材高騰の懸念がされるが、状況を伺うとの質疑に対して、執行部より、全国的に価格が上がる傾向にあり、特に鉄関係は価格が不安定で、現在は高止まりが続いている。第1期及び第2期工事は既に契約を終え、施工中の第1期工事部分については現在のところ順調に資材調達を行っている。今後、価格の上下変動が一定の水準を超えた場合は、契約約款に基づき、契約変更を行うこともあり得る。適切に時勢を捉え、ルールにのっとって実施していきたい。また、できるだけ予算の中で工面できるよう、工法なども工夫していきたい。引き続き国内外の情勢を注視し、適時、議会や市民に説明を行いながら進めていきたいと考えているなどの答弁がありました。 以上で新庁舎建設特別委員会の中間報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより新庁舎建設特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって新庁舎建設特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。─────────────────────── 日程追加 所管事務の閉会中の継続調査について ○議長(立脇通也) お諮りいたします。 この際、「所管事務の閉会中の継続調査について」を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 「所管事務の閉会中の継続調査について」を議題といたします。 お手元にお配りしております所管事務の閉会中の継続調査申出書のとおり、総務委員会及び教育民生委員会並びに建設環境委員会の各委員長から委員会が調査を終了するまで、それぞれ閉会中も継続して調査を行いたいとの申出がありました。 お諮りいたします。 各委員長の申出のとおり、それぞれ調査を終了するまで所管事務の閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これにて今期定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。 この際、上定市長より発言の申出がありますのでこれを許します。 上定市長。 〔上定昭仁市長登壇〕 ◎市長(上定昭仁) 松江市議会2月定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 初めに、先週16日夜に福島県沖を震源とする地震が発生いたしました。被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げます。 また、今日からちょうど1か月前、先月の24日からのロシア軍によるウクライナ侵攻への抗議、非難につきましては、先週18日に市議会で決議がなされたのに合わせまして、私も市長として声明を発表させていただきました。 私の祖父は、第2次世界大戦で35歳の若さで戦死しております。いかなる理由においても、武力をもって世界の平和や秩序が侵されることが許されてはならず、一刻も早く穏やかな日常が取り戻されることを心より願っております。 さて、今議会におきましては、提出させていただきました全ての議案につきまして、原案のとおり議決いただきましたことにお礼申し上げます。 最優先に取り組むべき課題となっております新型コロナウイルス感染症対策につきましては、必要な政策につきまして、今年度補正予算、そして新年度の当初予算に盛り込ませていただきました。 直近の状況を申し上げますと、40人前後での新規感染確認が続いている状況でございます。 また、これから年度末、春休みを迎え、人の動き、行動が活発化する時期となってまいります。市民の皆様に御協力をいただきまして、できる限りの対策を講じてまいりたいと考えております。 また、今議会におきましては、松江の将来のまちのかたち、たくさん御質問をいただきました。 コンパクト・プラス・ネットワークという考え方に基づきまして、市域全体の均衡ある発展を目指して公共交通の在り方、また土地利用制度の在り方について議員の皆様とともに検討を進めてまいりたいと考えております。 加えまして、来年度からの新しい組織体制、組織改革についてもお認めをいただきました。 新年度の新体制において、庁内の連携を深め、横断的な取組を進めることで、環境エネルギー、文化・スポーツ、SDGs、デジタル化といった重点施策にオール松江市で取り組んでいきたいと考えております。 さらに、今回策定をさせていただきました令和4年度から8年間にわたる松江市総合計画において、将来像として掲げております、「夢を実現できるまち 誇れるまち 松江」の創造に向けまして力を尽くしてまいりますので、議員の皆様、市民の皆様におかれましては、引き続き御理解、御協力のほど何とぞよろしくお願い申し上げまして、私からの2月定例会閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。 今年度本会議は今日で最後かと思います。この令和3年度、私が市長に就任しまして初めての年度でございました。議員の皆様には大変お世話になりました。 新年度も何とぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)
    ○議長(立脇通也) これにて令和4年第2回松江市議会定例会を閉会いたします。 〔午後2時24分閉会〕       地方自治法第123条第2項の規定により署名する。       議     長       副  議  長       議     員       議     員...